SSH

エスエスエッチ / Secure Shell

作成日: 2026-02-01 | 最終更新: 2026-02-03
このページで分かること
  • SSHでサーバーに入るとは?
  • SSHで安全が守られる仕組み
  • 実際のSSH接続方法(コマンド/GUI)
SSH - 手元のPCから遠くのサーバーに安全に接続する仕組み

概要

SSH(Secure Shell)とは、離れた場所にあるコンピュータ(サーバー)に、ネットワークを通じて安全に「入る」ための仕組みです。

サーバーとは、データを預かったりWebサイトを動かしたりするいつでも動いているコンピュータです。 そのサーバーが会社の奥の機械室や、遠くのデータセンターにあるとき、毎回その場所まで行ってキーボードをつなぐのは大変ですよね。

SSHを使うと、自分の席のパソコンから、ネットワーク越しにサーバーに入ることができます。そして、やり取りする内容は暗号化(読まれないようにすること)されるので、途中で誰かに盗み見されにくい、安全な仕組みです。

一言でいうと

SSH = 遠くのコンピュータに、安全にログインするための仕組み

SSHでサーバーに入るとは?

会社のサーバーにつなぐとは、自分の席のパソコンから、遠くにあるサーバーに「入る」ことです。

SSHが使われる場面で最も多いのは、自分の席のパソコンから、遠くにある会社のサーバーに入るときです。

このデモでは、SSHでサーバーに入るまでの流れを、4つのステップに分けて確認します。

SSHでサーバーに入る流れ

― 手元のPCからログイン完了まで ―

ボタンを押して、手元のPCからサーバーに「入る」までの4ステップを確認できます。

1. 手元のPC
SSH接続を開始する
2. ネットワーク
暗号化された接続情報が送られる
3. サーバー(sshd)
パスワードや鍵を確認する
4. 接続完了
サーバーの中に入りました

実際のSSH接続方法

会社では、ターミナルの ssh コマンドまたはGUIツールを使って接続することが多いです。

1. サーバーへの入り方(接続方法は2つ)

コマンドで接続するか、GUIツールで接続するか、どちらかです。

コマンドで接続する場合は、ターミナルで次のように入力します。

ssh ユーザー名@サーバーのIPアドレス
例)ssh tanaka@192.168.1.100

GUIツール(Tera Term、PuTTY、Termius など)を使う場合は、接続先・ユーザー名・ポートを入力する画面で同じ情報を指定します。

2. 認証の仕方(2つある)

パスワード認証

  • 接続するたびにパスワードを入力
  • わかりやすいが、漏れると危険

鍵認証(よく使われる)

  • 自分のPCに「鍵」を持っておく
  • サーバーにペアとなる情報を登録
  • パスワードより安全

SSHで安全が守られる仕組み

ネットワーク上では、データはさまざまな機器を経由して送られます。 SSHが安全と言われる理由は、クライアントとサーバーの間の通信がすべて暗号化されるからです。 途中で誰かに見られても、中身を読むことができません。

暗号化されていないと
  • パスワード
  • 入力したコマンド

などが途中で盗み見される可能性があります。

sshdでMy PCを遠隔操作

ここまでは、「手元のPCから、会社のサーバーに入る」使い方を見てきました。

SSHには、もう一つの使い方があります。自分のPCを「入り先」にすると、別のPCから自分のPCに入り、遠隔操作できる状態になります。


別のPCから自分のPCに入る流れ

このデモでは、流れを確認できます。

入られる側の条件:自分のPCで sshd を動かして待つ
  1. 自分のPCを「入り先」にする
  2. 別のPCから、つなぎに来る
  3. 自分のPCに入れる

別のPCから自分のPCに入る流れ

1
自分のPCで sshd を動かす
(誰かが「SSH で入ってくる」を待つ)

sshd が22番の入口で待っているので、自分のPCが“入り先”になります。このとき自分のPCが“サーバー”の役になります。

2
別のPCから ssh ユーザー名@自分のPCのアドレス を打つ

別のPCが“クライアント”になり、自分のPCの中に入れることができます


ssh と sshd の違い

ssh は「行く側」、sshd は「待つ側」のプログラムです。


補足sshdを動かすには

かんたんにいうと、パソコンの種類によってやり方が異なります。

  • Windows:OpenSSH サーバーを有効にする
  • Mac:システム設定の「共有」で「リモートログイン」をオン
  • Linux:openssh-server をインストール

最初から sshd が入っているパソコンもあれば、あとから有効にするパソコンもあります。

このページで使う用語

用語説明
クライアントSSHで「つなぎに行く側」(手元のパソコンなど)
サーバーSSHで「接続される側」(入り先のコンピュータ)
sshd接続される側で動く、SSHの受付プログラム
ターミナルコマンドを文字で入力する画面(CLI)
sshコマンドSSHで接続するときに使うコマンド(例:ssh user@host
ポート22SSHがよく使う通信の入口番号
IPアドレスとポート番号サーバーの住所と入口番号
SSL/TLSWeb通信を暗号化して安全にする仕組み
CLI / GUI文字で操作する画面と、ボタンで操作する画面

よくある質問(FAQ)