HTTP/HTTPS

エイチティーティーピー / エイチティーティーピーエス

作成日: 2024-01-01 | 最終更新: 2026-01-24
このページで分かること
  • URLを入力してから画面が表示されるまでの流れ(DNS→HTTP)
  • HTTPとHTTPSの違い
  • HTTPメソッド(GET、POST等)の使い方
  • ステータスコード(200、404等)の意味
  • SSL/TLSによる暗号化の仕組み
  • プロトコルとは?「同じ道を走る別の車」の比喩

概要

HTTP(HyperText Transfer Protocol)とは、「Webブラウザとサーバーの間でデータをやり取りするためのルール(通信規約)」です。

例えば、あなたがWebサイトを見るとき、ブラウザは裏側で「このページを見せてください」とサーバーにお願いしています。 サーバーは「わかりました、このHTMLファイルをどうぞ」と返してくれます。 このやり取りをスムーズに行うための「共通語」がHTTPです。

HTTPSは、HTTPに「S(Secure)」が付いたもので、 通信内容を暗号化して安全にやり取りできるようにしたバージョンです。 詳しくはMDN - HTTPも参照してください。

HTTPメソッドを体験してみよう

下のデモでそれぞれのHTTPメソッドをクリックして、使い方と用途を確認できます。 実際に手を動かすことで、HTTPの動作が理解しやすくなります。

HTTPメソッドを選択

↑ HTTPメソッドを選択してください

ヒント:一般的なWebサイト閲覧では主にGETメソッドが使われ、フォーム送信ではPOSTメソッドが使われます。

プロトコルとは?「同じ道を走る別の車」の比喩

インターネットは、世界中のコンピュータをつなぐ大きな道路のようなものです。 この道路を、目的に応じて異なる「車」が走ります。

HTTPはWebページを見るための「車」、SMTPはメールを送るための「車」です。同じ道を走りますが、目的が違うのです。

プロトコル役割比喩ポート番号
HTTPWebページを表示する観光バス(Webページを運ぶ)80番(HTTP)、443番(HTTPS)
SMTPメールを送信する郵便トラック(メールを運ぶ)25番(標準)、587番、465番

💡 ポイント:インターネットという「同じ道」を、HTTPやSMTPなどの「違う車」が走っています。IPアドレスとポート番号が「住所と部屋番号」なら、 プロトコルは「その部屋で何をするか」を決めるルールです。

URLを入力してから画面が表示されるまで

Webサイトを見るとき、ブラウザのアドレスバーにhttps://itwords.jpのようなURLを入力しますよね。 実は、HTTPのやり取りが始まるに、重要なステップがあります。

  1. DNSで名前解決:ブラウザはまずDNSサーバーに問い合わせて、 ドメイン名(itwords.jp)をIPアドレスに変換します。 これを「名前解決」と呼びます。
  2. Webサーバーに接続:取得したIPアドレスを使って、Webサーバーに接続します。
  3. HTTPでリクエスト:ここで初めてHTTP(またはHTTPS)のルールに従って、 「このページを見せてください」とリクエストを送ります。
  4. HTMLを受け取って表示:サーバーがHTMLなどのデータを返し、ブラウザが画面に表示します。

つまり、DNS → Webサーバー接続 → HTTPでデータ取得 → 表示という流れで、 URLから情報が返ってくるまでに、複数の仕組みが連携して動いています。

HTTPとHTTPSの違い

簡単に言うと、鍵をかけずに手紙を送るか、鍵付きの封筒で送るかの違いです。

項目HTTPHTTPS
暗号化なし(平文)あり(SSL/TLS)
セキュリティ低い(盗聴・改ざんリスク)高い(通信内容が保護される)
URLの表示http://example.comhttps://example.com
ブラウザ表示「保護されていない通信」警告鍵マーク表示
利用場面現在はほぼ非推奨ログイン、決済、個人情報入力など

💡 ポイント: 現代のWebサイトでは、ほぼすべてのサイトがHTTPSを使っています。 GoogleもHTTPSを使っているサイトを検索結果で優遇するため、HTTPSが標準になっています。

HTTPの通信の流れ

Webページを表示するとき、裏側でこんなやり取りが起きています:

  1. リクエスト(Request):ブラウザがサーバーに「このページを見せて!」とお願いする
  2. 処理:サーバーがリクエストを受け取り、必要なデータ(HTML、画像など)を準備する
  3. レスポンス(Response):サーバーがブラウザに「はい、どうぞ!」とデータを返す
  4. 表示:ブラウザが受け取ったHTMLやCSSを解釈して、画面に表示する

この一連のやり取りは、一瞬で完了します。

HTTPメソッド

HTTPには「何をしたいか」を伝えるためのメソッド(命令の種類)があります。

メソッド意味使う場面
GETデータを取得するWebページを表示、検索結果を取得
POSTデータを送信するフォーム送信、ログイン、新規作成
PUTデータを更新する既存データの書き換え
DELETEデータを削除する投稿の削除、アカウント削除

例: Googleで検索するときはGET、 会員登録フォームを送信するときはPOSTが使われています。

HTTPステータスコード

サーバーからの返事には、「成功したか」「失敗したか」を示す番号(ステータスコード)が付いてきます。

コード意味説明
200OK成功。ページが正常に表示できた
301Moved Permanentlyページが別の場所に移動した(リダイレクト)
404Not Foundページが見つからない
500Internal Server Errorサーバー側でエラーが発生
503Service Unavailableサーバーが一時的に利用不可(メンテナンスなど)

💡 ポイント: 「404エラー」は誰でも見たことがあるはず! これは「リクエストしたページが存在しない」という意味です。

SSL/TLSとは?

HTTPSで使われる暗号化技術をSSL(Secure Sockets Layer)またはTLS(Transport Layer Security)と呼びます。

正確には、SSLは古い規格でTLSが新しい規格ですが、 今でも「SSL証明書」「SSL化」のように「SSL」という言葉が広く使われています。

HTTPSの仕組み

  1. 鍵の交換: ブラウザとサーバーが「この鍵で暗号化しよう」と約束する
  2. 暗号化通信: 約束した鍵を使ってデータを暗号化してやり取りする
  3. 復号化: 受け取った側が鍵を使ってデータを元に戻す

この仕組みにより、たとえ通信途中で誰かがデータを盗み見ても、 暗号化されているため内容を読むことができません。

詳しくはMDN Web Docs - HTTPMDN Web Docs - HTTPSで確認できます。

実際の確認方法

今見ているこのサイトのURLを確認してみましょう:

https://itwords.jp/terms/http

URLの最初がhttps://になっていて、ブラウザのアドレスバーに鍵マークが表示されているはずです。

🔒 セキュリティのヒント:ログイン画面やクレジットカード情報を入力する際は、必ずURLがhttps://で始まっていることを確認しましょう!

関連用語

用語説明
APIHTTPを使ってデータをやり取りするWeb APIが一般的
CookieHTTPでやり取りされる小さなデータ(ログイン状態の保持など)
IPアドレスとポート番号IPアドレスが「住所」、ポート番号が「部屋番号」。HTTPはポート80番、HTTPSはポート443番を使う
SMTPメールを送信するためのプロトコル。HTTPと同じ「インターネットの道」を使うが、目的が違う
DNSドメイン名をIPアドレスに変換する仕組み。HTTPの前に名前解決が行われる

よくある質問(FAQ)