概要
SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)とは、「メールを送信するためのルール(通信規約)」です。
あなたがメールを送るとき、メールソフト(Outlook、Gmailアプリなど)は メールサーバーに「このメールを送ってください」とお願いします。 このやり取りをスムーズに行うための「共通語」がSMTPです。
インターネットは大きな道路のようなものです。HTTPはWebページを見るための「車」、 SMTPはメールを送るための「車」です。同じ道を走りますが、目的が違うのです。
プロトコルとは?「同じ道を走る別の車」の比喩
インターネットは、世界中のコンピュータをつなぐ大きな道路のようなものです。 この道路を、目的に応じて異なる「車」が走ります。
| プロトコル | 役割 | 比喩 | ポート番号 |
|---|---|---|---|
| HTTP | Webページを表示する | 観光バス(Webページを運ぶ) | 80番(HTTP)、443番(HTTPS) |
| SMTP | メールを送信する | 郵便トラック(メールを運ぶ) | 25番(標準)、587番、465番 |
| POP3 | メールを受信する | 郵便受けから取り出す | 110番 |
| IMAP | メールを受信する(サーバーに保存) | 郵便受けを確認する | 143番 |
💡 ポイント:インターネットという「同じ道」を、HTTPやSMTPなどの「違う車」が走っています。IPアドレスとポート番号が「住所と部屋番号」なら、 プロトコルは「その部屋で何をするか」を決めるルールです。
SMTPとHTTPの違い
SMTPとHTTPは、どちらもインターネットでデータをやり取りするプロトコルですが、 目的が違います。
| 項目 | SMTP | HTTP |
|---|---|---|
| 目的 | メールを送信する | Webページを表示する |
| 使う場面 | メール送信時 | Webページ閲覧時 |
| ポート番号 | 25番(標準)、587番、465番 | 80番(HTTP)、443番(HTTPS) |
| 通信の方向 | 主に送信(一方向) | 双方向(リクエストとレスポンス) |
| データ形式 | メール形式(テキスト) | HTML、JSON、画像など |
例:あなたが友達にメールを送る時はSMTPが使われます。 一方、Webサイトを見る時はHTTPが使われます。 どちらもインターネットという「同じ道」を使いますが、 目的が違うので「違う車」に乗っているようなものです。
メール送信の仕組み
メールを送信するとき、裏側でこんなやり取りが起きています:
- メール作成:あなたがメールソフトでメールを作成し、「送信」ボタンを押す
- SMTPサーバーに接続:メールソフトがSMTPサーバー(メール送信用のサーバー)に接続する
- 認証:あなたのメールアドレスとパスワードで認証する
- メール送信:SMTPサーバーに「このメールを送ってください」と依頼する
- サーバー間の配送:SMTPサーバーが受信者のメールサーバーにメールを届ける
- 受信者のメールボックスに保存:受信者のメールサーバーがメールを受け取り、メールボックスに保存する
💡 ポイント:メールを「送る」時はSMTPが使われますが、 メールを「受け取る」時はPOP3やIMAPという別のプロトコルが使われます。
SMTPのポート番号
IPアドレスが「住所」なら、 ポート番号は「部屋番号」のようなものです。 SMTPには、いくつかのポート番号が使われます。
| ポート番号 | 用途 | 説明 |
|---|---|---|
25 | 標準SMTP | メールサーバー同士のやり取りで使われる(通常は暗号化なし) |
587 | SMTP over TLS | メール送信時に暗号化を使う(推奨) |
465 | SMTPS | SSL/TLSで暗号化されたSMTP(古い方式) |
例:Gmailでメールを送る時は、ポート587番が使われます。 これは、メールの内容を暗号化して安全に送るためです。
🔒 セキュリティのヒント:メールを送る時は、ポート587番や465番を使うことで、 メールの内容が暗号化され、盗み見されるリスクを減らせます。
プロトコルとは?「同じ道を走る別の車」の比喩
インターネットは、世界中のコンピュータをつなぐ大きな道路のようなものです。 この道路を、目的に応じて異なる「車」が走ります。
| プロトコル | 役割 | 比喩 | ポート番号 |
|---|---|---|---|
| HTTP | Webページを表示する | 観光バス(Webページを運ぶ) | 80番(HTTP)、443番(HTTPS) |
| SMTP | メールを送信する | 郵便トラック(メールを運ぶ) | 25番(標準)、587番、465番 |
| POP3 | メールを受信する | 郵便受けから取り出す | 110番 |
| IMAP | メールを受信する(サーバーに保存) | 郵便受けを確認する | 143番 |
💡 ポイント:インターネットという「同じ道」を、HTTPやSMTPなどの「違う車」が走っています。IPアドレスとポート番号が「住所と部屋番号」なら、 プロトコルは「その部屋で何をするか」を決めるルールです。
SMTPと他のメールプロトコルの関係
メールの送受信には、複数のプロトコルが関わっています。
| プロトコル | 役割 | 使う場面 |
|---|---|---|
| SMTP | メールを送信する | メール送信時 |
| POP3 | メールを受信する(ダウンロード) | メール受信時(メールをPCにダウンロード) |
| IMAP | メールを受信する(サーバーに保存) | メール受信時(サーバーに保存したまま) |
例:あなたがメールを送る時はSMTPが使われます。 メールを受け取る時は、POP3やIMAPが使われます。 メールの送受信には、それぞれ専用のプロトコルがあるのです。
実際の確認方法
あなたのメールソフトの設定を確認すると、SMTPサーバーの情報を見ることができます。
GmailのSMTP設定例:
サーバー: smtp.gmail.com
ポート: 587
暗号化: TLS
Outlook.comのSMTP設定例:
サーバー: smtp-mail.outlook.com
ポート: 587
暗号化: STARTTLS💡 ポイント:メールソフトを設定する時、これらのSMTPサーバー情報を入力します。 これにより、メールソフトがSMTPサーバーに接続して、メールを送信できるようになります。
日常生活でのSMTPの例
SMTPは、私たちが毎日使っているメールの裏側で活躍しています。 普段意識していないだけで、実はたくさんの場面で利用されているのです。
1. Gmailでメールを送る
GmailアプリやWebメールでメールを送るとき、 裏側でSMTPが使われています。 GmailのSMTPサーバー(smtp.gmail.com)に接続して、 メールを送信します。
2. Outlookでメールを送る
Microsoft Outlookでメールを送る時も、SMTPが使われます。 会社のメールサーバーや、Outlook.comのSMTPサーバーに接続して、 メールを送信します。
3. メールマガジンの配信
企業がメールマガジンを配信する時も、SMTPが使われます。 大量のメールを効率的に送るために、専用のSMTPサーバーが使われることもあります。
関連用語
| 用語 | 説明 |
|---|---|
| HTTP | Webページを表示するためのプロトコル。SMTPと同じ「インターネットの道」を使うが、目的が違う |
| IPアドレスとポート番号 | IPアドレスが「住所」、ポート番号が「部屋番号」。SMTPはポート25番、587番、465番を使う |
| POP3 | メールを受信するためのプロトコル。SMTPは送信、POP3は受信を担当 |
| IMAP | メールを受信するためのプロトコル(サーバーに保存)。POP3と同様に受信を担当 |
| DNS | ドメイン名をIPアドレスに変換する仕組み。メール送信時にもDNSが使われる |