SMTP

エスエムティーピー / Simple Mail Transfer Protocol

作成日: 2026-01-24 | 最終更新: 2026-01-24
このページで分かること
  • SMTPとは?メールを送信するためのプロトコル
  • HTTPとの違い:「同じ道を走る別の車」
  • ポート番号25番の役割
  • メール送信の仕組みと流れ

概要

SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)とは、「メールを送信するためのルール(通信規約)」です。

あなたがメールを送るとき、メールソフト(Outlook、Gmailアプリなど)は メールサーバーに「このメールを送ってください」とお願いします。 このやり取りをスムーズに行うための「共通語」がSMTPです。

インターネットは大きな道路のようなものです。HTTPはWebページを見るための「車」、 SMTPはメールを送るための「車」です。同じ道を走りますが、目的が違うのです。

プロトコルとは?「同じ道を走る別の車」の比喩

インターネットは、世界中のコンピュータをつなぐ大きな道路のようなものです。 この道路を、目的に応じて異なる「車」が走ります。

プロトコル役割比喩ポート番号
HTTPWebページを表示する観光バス(Webページを運ぶ)80番(HTTP)、443番(HTTPS)
SMTPメールを送信する郵便トラック(メールを運ぶ)25番(標準)、587番、465番
POP3メールを受信する郵便受けから取り出す110番
IMAPメールを受信する(サーバーに保存)郵便受けを確認する143番

💡 ポイント:インターネットという「同じ道」を、HTTPやSMTPなどの「違う車」が走っています。IPアドレスとポート番号が「住所と部屋番号」なら、 プロトコルは「その部屋で何をするか」を決めるルールです。

SMTPとHTTPの違い

SMTPとHTTPは、どちらもインターネットでデータをやり取りするプロトコルですが、 目的が違います。

項目SMTPHTTP
目的メールを送信するWebページを表示する
使う場面メール送信時Webページ閲覧時
ポート番号25番(標準)、587番、465番80番(HTTP)、443番(HTTPS)
通信の方向主に送信(一方向)双方向(リクエストとレスポンス)
データ形式メール形式(テキスト)HTML、JSON、画像など

例:あなたが友達にメールを送る時はSMTPが使われます。 一方、Webサイトを見る時はHTTPが使われます。 どちらもインターネットという「同じ道」を使いますが、 目的が違うので「違う車」に乗っているようなものです。

メール送信の仕組み

メールを送信するとき、裏側でこんなやり取りが起きています:

  1. メール作成:あなたがメールソフトでメールを作成し、「送信」ボタンを押す
  2. SMTPサーバーに接続:メールソフトがSMTPサーバー(メール送信用のサーバー)に接続する
  3. 認証:あなたのメールアドレスとパスワードで認証する
  4. メール送信:SMTPサーバーに「このメールを送ってください」と依頼する
  5. サーバー間の配送:SMTPサーバーが受信者のメールサーバーにメールを届ける
  6. 受信者のメールボックスに保存:受信者のメールサーバーがメールを受け取り、メールボックスに保存する

💡 ポイント:メールを「送る」時はSMTPが使われますが、 メールを「受け取る」時はPOP3やIMAPという別のプロトコルが使われます。

SMTPのポート番号

IPアドレスが「住所」なら、 ポート番号は「部屋番号」のようなものです。 SMTPには、いくつかのポート番号が使われます。

ポート番号用途説明
25標準SMTPメールサーバー同士のやり取りで使われる(通常は暗号化なし)
587SMTP over TLSメール送信時に暗号化を使う(推奨)
465SMTPSSSL/TLSで暗号化されたSMTP(古い方式)

例:Gmailでメールを送る時は、ポート587番が使われます。 これは、メールの内容を暗号化して安全に送るためです。

🔒 セキュリティのヒント:メールを送る時は、ポート587番や465番を使うことで、 メールの内容が暗号化され、盗み見されるリスクを減らせます。

プロトコルとは?「同じ道を走る別の車」の比喩

インターネットは、世界中のコンピュータをつなぐ大きな道路のようなものです。 この道路を、目的に応じて異なる「車」が走ります。

プロトコル役割比喩ポート番号
HTTPWebページを表示する観光バス(Webページを運ぶ)80番(HTTP)、443番(HTTPS)
SMTPメールを送信する郵便トラック(メールを運ぶ)25番(標準)、587番、465番
POP3メールを受信する郵便受けから取り出す110番
IMAPメールを受信する(サーバーに保存)郵便受けを確認する143番

💡 ポイント:インターネットという「同じ道」を、HTTPやSMTPなどの「違う車」が走っています。IPアドレスとポート番号が「住所と部屋番号」なら、 プロトコルは「その部屋で何をするか」を決めるルールです。

SMTPと他のメールプロトコルの関係

メールの送受信には、複数のプロトコルが関わっています。

プロトコル役割使う場面
SMTPメールを送信するメール送信時
POP3メールを受信する(ダウンロード)メール受信時(メールをPCにダウンロード)
IMAPメールを受信する(サーバーに保存)メール受信時(サーバーに保存したまま)

例:あなたがメールを送る時はSMTPが使われます。 メールを受け取る時は、POP3やIMAPが使われます。 メールの送受信には、それぞれ専用のプロトコルがあるのです。

実際の確認方法

あなたのメールソフトの設定を確認すると、SMTPサーバーの情報を見ることができます。

GmailのSMTP設定例:
サーバー: smtp.gmail.com
ポート: 587
暗号化: TLS

Outlook.comのSMTP設定例:
サーバー: smtp-mail.outlook.com
ポート: 587
暗号化: STARTTLS

💡 ポイント:メールソフトを設定する時、これらのSMTPサーバー情報を入力します。 これにより、メールソフトがSMTPサーバーに接続して、メールを送信できるようになります。

日常生活でのSMTPの例

SMTPは、私たちが毎日使っているメールの裏側で活躍しています。 普段意識していないだけで、実はたくさんの場面で利用されているのです。

1. Gmailでメールを送る

GmailアプリやWebメールでメールを送るとき、 裏側でSMTPが使われています。 GmailのSMTPサーバー(smtp.gmail.com)に接続して、 メールを送信します。

2. Outlookでメールを送る

Microsoft Outlookでメールを送る時も、SMTPが使われます。 会社のメールサーバーや、Outlook.comのSMTPサーバーに接続して、 メールを送信します。

3. メールマガジンの配信

企業がメールマガジンを配信する時も、SMTPが使われます。 大量のメールを効率的に送るために、専用のSMTPサーバーが使われることもあります。

関連用語

用語説明
HTTPWebページを表示するためのプロトコル。SMTPと同じ「インターネットの道」を使うが、目的が違う
IPアドレスとポート番号IPアドレスが「住所」、ポート番号が「部屋番号」。SMTPはポート25番、587番、465番を使う
POP3メールを受信するためのプロトコル。SMTPは送信、POP3は受信を担当
IMAPメールを受信するためのプロトコル(サーバーに保存)。POP3と同様に受信を担当
DNSドメイン名をIPアドレスに変換する仕組み。メール送信時にもDNSが使われる

よくある質問(FAQ)