HTTPS

エイチティーティーピーエス / HyperText Transfer Protocol Secure

作成日: 2026-01-23 | 最終更新: 2026-01-23
このページで分かること
  • HTTPSとは何か?なぜURLに鍵マーク🔒が表示される?
  • HTTPSとHTTPの違い(暗号化の仕組み)
  • SSL/TLSによる暗号化の仕組み
  • HTTPSを使うメリットと必要性

概要

HTTPS(HyperText Transfer Protocol Secure)とは、「Webブラウザとサーバーの間でデータを安全にやり取りするための暗号化された通信規約」です。

あなたがAmazonでクレジットカード番号を入力するとき、その情報が第三者に盗まれないように「暗号化」されます。 この暗号化を担当しているのがHTTPSです。

URLバーに表示される鍵マーク🔒を見たことがありますか? これは「この通信はHTTPSで暗号化されているので安全ですよ」というサインです。

💡 このサイトもHTTPS対応
https://itwords.jp の「https」の「s」が、HTTPSで暗号化されていることを示しています。

より詳しい仕組みはMDN - HTTPSを参照してください。

HTTPSとHTTPの違い

簡単に言うと、鍵をかけずに手紙を送るか、鍵付きの封筒で送るかの違いです。

項目HTTPHTTPS
暗号化なし(平文)あり(SSL/TLS)
セキュリティ低い(盗聴・改ざんリスク)高い(通信内容が保護される)
URLの表示http://example.comhttps://example.com
ブラウザ表示「保護されていない通信」警告鍵マーク🔒表示
利用場面現在はほぼ非推奨ログイン、決済、個人情報入力など
SEO効果低い(Googleが優遇しない)高い(Googleが優遇する)

💡 ポイント: 現代のWebサイトでは、ほぼすべてのサイトがHTTPSを使っています。 GoogleもHTTPSを使っているサイトを検索結果で優遇するため、HTTPSが標準になっています。

HTTPSの「S」の意味

HTTPSの「S」は「Secure(セキュア=安全)」の略です。

HTTP通信にSSL/TLSという暗号化技術を追加したものがHTTPSです。 「S」が1文字追加されるだけで、通信の安全性が大幅に向上します。

HTTP  = HyperText Transfer Protocol(暗号化なし) HTTPS = HyperText Transfer Protocol Secure(暗号化あり)

詳しくはSSL/TLSのページで確認できます。

HTTPSの仕組み

HTTPSでは、以下のような流れで安全な通信を行います:

  1. 鍵の交換(ハンドシェイク):ブラウザとサーバーが「この鍵で暗号化しよう」と約束する
  2. 証明書の確認:サーバーが「このサーバーは本物です」という証明書を提示する
  3. 暗号化通信:約束した鍵を使ってデータを暗号化してやり取りする
  4. 復号化:受け取った側が鍵を使ってデータを元に戻す

この仕組みにより、たとえ通信途中で誰かがデータを盗み見ても、 暗号化されているため内容を読むことができません。

暗号化の例え

暗号化は、「秘密の暗号で手紙を書く」ようなものです。

  • HTTP(暗号化なし):普通の手紙。誰でも読めてしまう
  • HTTPS(暗号化あり):秘密の暗号で書いた手紙。鍵を持っている人だけが読める

なぜHTTPSが必要なのか?

HTTPSが必要な理由は、主に以下の3つです:

1. セキュリティの向上

ログイン情報、クレジットカード情報、個人情報などの重要なデータをやり取りする場合、 HTTPSで暗号化することで、第三者による盗聴や改ざんを防げます。

2. ユーザーの信頼獲得

ブラウザのアドレスバーに鍵マーク🔒が表示されることで、 ユーザーは「このサイトは安全だ」と判断できます。 HTTPサイトには「保護されていない通信」という警告が表示されるため、 ユーザーが離脱する可能性があります。

3. SEO効果の向上

Googleは検索ランキングでHTTPSサイトを優遇しています。 同じ内容のサイトでも、HTTPSの方が検索結果で上位に表示されやすくなります。

🔒 セキュリティのヒント:ログイン画面やクレジットカード情報を入力する際は、必ずURLがhttps://で始まっていることを確認しましょう!

HTTPS証明書とは?

HTTPSを使うには、SSL/TLS証明書が必要です。 この証明書は「このサーバーは本物です」という証明書で、 認証局(CA: Certificate Authority)が発行します。

証明書の種類

  • DV証明書(Domain Validation):ドメインの所有権を確認するだけの証明書。無料で取得可能(Let's Encryptなど)
  • OV証明書(Organization Validation):組織の実在性も確認する証明書。有料
  • EV証明書(Extended Validation):最も厳格な審査を経た証明書。有料で高額

個人サイトや小規模サイトでは、無料のDV証明書(Let's Encryptなど)で十分です。 VercelやNetlifyなどのホスティングサービスでは、自動的にHTTPS証明書を発行してくれます。

実際の確認方法

今見ているこのサイトのURLを確認してみましょう:

https://itwords.jp/terms/https

URLの最初がhttps://になっていて、ブラウザのアドレスバーに鍵マーク🔒が表示されているはずです。

ブラウザでの確認方法

  1. アドレスバーの鍵マーク🔒をクリック
  2. 「接続は安全です」と表示される
  3. 証明書の詳細情報を確認できる

🔒 セキュリティのヒント:ログイン画面やクレジットカード情報を入力する際は、必ずURLがhttps://で始まっていることを確認しましょう! 鍵マーク🔒が表示されていない場合は、そのサイトに個人情報を入力しないようにしましょう。

HTTPSの導入方法

現代のホスティングサービスでは、HTTPSの導入が非常に簡単になっています。

1. Vercelの場合

Vercelでは、カスタムドメインを設定するだけで自動的にHTTPS証明書が発行されます。 特別な設定は不要です。

2. Netlifyの場合

Netlifyでも、カスタムドメインを設定するだけで自動的にHTTPS証明書が発行されます。

3. 独自サーバーの場合

Let's Encryptなどの無料証明書サービスを使って、手動で証明書を取得・設定する必要があります。 Certbotなどのツールを使うと、自動化できます。

💡 ポイント:個人サイトや小規模サイトなら、VercelやNetlifyなどのホスティングサービスを使うと、 無料でHTTPSを導入できます。

HTTPSのよくある誤解

誤解1: HTTPSにするとサイトが遅くなる

正解: 現代の技術では、HTTPSによる通信速度への影響はほとんどありません。 むしろ、HTTP/2やHTTP/3などの新しいプロトコルはHTTPSでのみ利用できるため、 HTTPSの方が高速になる場合もあります。

誤解2: HTTPSは有料サービスだけ

正解: Let's Encryptなどの無料のSSL/TLS証明書サービスがあります。 VercelやNetlifyなどのホスティングサービスでは、自動的にHTTPS化してくれるため、 無料でHTTPSを導入できます。

誤解3: 個人サイトにはHTTPSは不要

正解: 現代では、すべてのWebサイトがHTTPSを使うべきです。 Googleは検索ランキングでHTTPSサイトを優遇しており、 ブラウザもHTTPサイトに警告を表示します。

関連用語

用語説明
HTTPHTTPSの元になった通信規約(暗号化なし)
SSL/TLSHTTPSで使われる暗号化技術
CookieHTTPSで安全にやり取りされる小さなデータ
APIHTTPSを使ってデータをやり取りするWeb APIが一般的

よくある質問(FAQ)