リポジトリ

Repository / レポジトリ

作成日: 2026-01-18 | 最終更新: 2026-01-18
このページで分かること
  • リポジトリとは何か(コードの保管庫)
  • リポジトリ・フォルダ・ディレクトリの違い(図解付き)
  • ローカルリポジトリとリモートリポジトリの違い
  • GitHubでリポジトリを作る方法とREADMEの書き方

概要

リポジトリ(Repository)とは、プログラムのソースコードやファイルを保存・管理する「保管庫」のことです。

例えば、あなたがWebサイトを作っているとします。 HTMLファイル、CSSファイル、画像ファイルなど、たくさんのファイルがあります。 これらをまとめて管理する場所がリポジトリです。

リポジトリは単なる「フォルダ」とは違います。「誰が」「いつ」「何を変更したか」という履歴を全て記録してくれるので、 間違えて削除しても過去の状態に戻せます。

このサイトもGitHubのリポジトリで管理されています
全ての変更履歴が記録され、いつでも過去の状態に戻せます。

リポジトリ・ディレクトリ・ファイルの違い

まず、基本的な用語を整理しましょう:

用語意味例え
ファイル1つの書類・データ📄 ノートの1ページ
ディレクトリ
(フォルダ)
ファイルを入れる箱📁 クリアファイル
リポジトリ「変更履歴付き」の箱📚 タイムマシン付きの本棚

具体例で理解しよう

my-website/         ← これが「リポジトリ」(変更履歴がある本棚)
├── images/         ← これが「ディレクトリ(フォルダ)」(クリアファイル)
│   ├── logo.png    ← これが「ファイル」(ノートの1ページ)
│   └── icon.png    ← これが「ファイル」
├── index.html      ← これが「ファイル」
└── style.css       ← これが「ファイル」
  • ファイルlogo.pngindex.html など1つ1つのデータ
  • ディレクトリimages/ のようにファイルをまとめる箱(フォルダと同じ意味)
  • リポジトリmy-website/ 全体。「いつ・誰が・何を変更したか」という履歴が記録される

リポジトリとフォルダの違い

「リポジトリってフォルダと何が違うの?」という疑問はよくあります。

機能普通のフォルダリポジトリ
ファイル保存✅ できる✅ できる
変更履歴❌ 記録されない✅ 全て記録される
過去に戻す❌ できない✅ いつでも戻せる
複数人で作業⚠️ 上書きされる✅ 競合を検知・マージ
誰が変更したか❌ わからない✅ 記録される
ブランチ❌ ない✅ 並行開発できる

例え話
普通のフォルダは「ノート」。書いた内容は残るけど、消したら終わり。
リポジトリは「タイムマシン付きノート」。いつでも過去のページに戻れる。

ローカルリポジトリとリモートリポジトリ

リポジトリには2種類あります:

1. ローカルリポジトリ

自分のパソコンの中にあるリポジトリです。
普段の作業はここで行います。

2. リモートリポジトリ

GitHubなどのサーバー上にあるリポジトリです。
複数人で共有したり、バックアップとして使います。

項目ローカルリポジトリリモートリポジトリ
場所自分のパソコン内GitHubなどのサーバー上
アクセス自分だけチームメンバー全員
ネット接続不要必要
バックアップ❌ パソコン壊れたら終わり✅ サーバーに保存されている
主な操作コミット(変更を記録)プッシュ(送信)、プル(受信)

流れ

  1. ローカルリポジトリで作業する
  2. 変更をコミット(記録)する
  3. リモートリポジトリにプッシュ(送信)する
  4. 他の人がプル(受信)して、同じ状態になる

GitHubでリポジトリを作る方法

GitHubでリポジトリを作るのは簡単です。 詳しい手順はGitHub公式ドキュメントでも確認できます:

  1. GitHubにログイン
    github.comにアクセス
  2. 「New repository」をクリック
    右上の「+」ボタンから「New repository」を選択
  3. リポジトリ名を入力
    例:my-first-website
  4. Public / Private を選択
    Public = 誰でも見れる(オープンソース)
    Private = 自分だけ見れる
  5. 「Create repository」をクリック
    これでリポジトリが完成!

ポイント
「Initialize this repository with a README」にチェックを入れると、 最初からREADME.mdファイルが作られて便利です。

リポジトリの構造

リポジトリの中身はこんな感じです:

my-website/
├── .git/           # ← Git管理用フォルダ(変更履歴がここに記録される)
├── index.html      # HTMLファイル
├── style.css       # CSSファイル
├── script.js       # JavaScriptファイル
├── images/         # 画像フォルダ
│   └── logo.png
└── README.md       # プロジェクト説明ファイル

.gitフォルダが重要です。 ここに全ての変更履歴が記録されています。 このフォルダがあることで、普通のフォルダが「リポジトリ」になります。

リポジトリでできること

  • 変更履歴の確認: いつ、誰が、何を変更したかが一目でわかる
  • 過去の状態に戻す: 「昨日の状態に戻したい」が簡単にできる
  • ブランチで並行開発: 「新機能」「バグ修正」を同時進行できる
  • チームでの共同作業: 複数人で同じプロジェクトを編集できる
  • Issue(課題管理): 「ここバグってる」「この機能追加したい」をメモできる
  • プルリクエスト: 「この変更を反映してください」とレビュー依頼できる

有名なリポジトリの例

GitHubには、世界中の有名なプロジェクトのリポジトリがあります:

  • Reactfacebook/react
    Facebookが開発したJavaScriptライブラリ(⭐ 220,000以上)
  • TensorFlowtensorflow/tensorflow
    Googleの機械学習ライブラリ(⭐ 180,000以上)
  • Visual Studio Codemicrosoft/vscode
    Microsoftのエディタ(⭐ 160,000以上)

これらは全て「オープンソース」で、誰でもコードを見たり、改善提案したりできます。

リポジトリの命名ルール

リポジトリ名はURLに使われるので、以下のルールを守りましょう:

ルール良い例悪い例
小文字を使う✅ my-portfolio❌ My-Portfolio
ハイフンで区切る✅ todo-app❌ todo_app、todoApp
スペース使わない✅ personal-website❌ personal website
意味のある名前✅ blog-template❌ project1、test

理由: GitHubのURLは https://github.com/username/repository-name という形式なので、 スペースや大文字は避けるのが一般的です。

README.mdの重要性

リポジトリにはREADME.mdというファイルを必ず作りましょう。

README.mdは「このプロジェクトの説明書」です。 GitHubのリポジトリページを開くと、最初に表示されます。

書くべき内容:

  • プロジェクト名
  • 何をするプロジェクトか
  • 使い方・インストール方法
  • 技術スタック(使っている言語やライブラリ)
  • ライセンス
# My Portfolio

個人ポートフォリオサイトです。

## 使用技術
- Next.js 15
- TypeScript
- Tailwind CSS

## インストール
```bash
npm install
npm run dev
```

## ライセンス
MIT

関連用語

用語説明
GitHubリポジトリをホスティング(保管・共有)するサービス
コミットリポジトリに変更を記録する操作
ブランチリポジトリ内で並行開発するための仕組み
クローンリモートリポジトリを自分のパソコンにコピーすること
VercelGitHubのリポジトリと連携して自動デプロイできるサービス

よくある質問(FAQ)